大腸がん生存率

大腸がんの生存率

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大腸がんは早期発見すればほぼ100パーセント完治して助かりますが、無自覚無症状の早期大腸がんを発見するには専門スクリーニングするしかありません。

ある程度の自覚症状があり進行した大腸がんは死亡率が高くなります。大腸がんの生存率は進行度によって決まってくるといっても過言ではありません。

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その進行度を図る代表的な指標としてデュークス分類とステージ分類があります。この二つの指標はよく似通っていてステージ分類に0期がある以外はほぼ4段階において同じ進行度を指示しているといって良いでしょう。

その他にも様々な分類指標はあります。転移の有無や浸潤の度合いなどを個別に判断するためのものなどがありますが、最終的にはそれぞれのデータを総合的に判断して治療法等を決めます。

デュークス/ステージ分類と生存率
デュークス分類 ステージ分類 状態 5年生存率
- ステージ0期 がんがまだ粘膜までに留まっている ほぼ100%完治
デュークスa ステージI期 がんが大腸壁までに留まっている 約90%以上
デュークスb ステージII期 大腸壁を浸潤するがリンパ節転移はない 約80%
デュークスc ステージIII期 リンパ節への転移あり 約70%
デュークスd ステージIV期 遠隔転移あり 約30%
結腸がんの生存率
結腸がんの生存率
ステージ分類 5年生存率 8年生存率
ステージ0期 ほぼ100% ほぼ100%
ステージI期 ほぼ100% 約95%
ステージII期 約95% 約85%
ステージIII期 約75% 約60%
ステージIV期 約15〜20% 約15%
直腸がんの生存率
直腸がんの生存率
ステージ分類 5年生存率 8年生存率
ステージ0期 ほぼ100% ほぼ100%
ステージI期 約98% 約95%
ステージII期 約85% 約70%
ステージIII期 約65% 約60%
ステージIV期 約15% 約10%

それぞれの生存率はあくまで目安であり、個別の患者さんの状態や病院の治療方法等によって変わってきます。

末期の大腸がんであっても医師や病院によってはかなり根治率も高くなる場合もあるのでより専門の治療を受けることは生存率に重要とも言えます。

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